新日本プロレス無我興業 札幌テイセンホール

というわけで拝んできました。
ドラゴンのサイン入りポスターを買ってご満悦の先輩と共に観戦。
以下、雑感。


・第1試合
中邑真輔 [逆十字固め] 松田 納×

松田さんの引き出しの多さに驚嘆。
一瞬の切り返しからの間接技のバラエティの数々に大喜び。
中邑は常々思ってたんですが受けのリアクション*1がいいなあと。
 

・第2試合
棚橋弘至 [ドラゴンスリーパー] 竹村豪氏×

(´-`).。oO(・・・・・・・・・)


・第3試合
○吉江 豊 [回転エビ固めを押しつぶして体固め] 飯塚高史×

「吉江、無我ッ!!」という野次に象徴される試合。
…だったのですが、最終ラウンドに衝撃の展開が待ってました。
飯塚選手がブリザードから、背後に回ってスリーパー。
そのまま背後に折り重なって倒れる吉江と飯塚。
吉江が落ちそうになった瞬間、吉江が上になったのでカウントを数えるレフェリー。
スリーパーを解いてあわてて離れる飯塚。俺と先輩、大爆笑。


2004.10.9 佐々木健介藤田和之戦の傷跡は相当根深い模様。
もう誰も気にしてないと思うので、忘れちゃっていいと思いますけどね。
ハッスルにネタにされる前に自分達でネタにするって方向なら…凄い開き直りっぷりだなあ(笑)


・公開練習
ドラゴン藤波登場!!
なんとリング下でいきなり縄跳びです。ドラゴンっぽい。
続いてリング上で満面の笑みでコシティ*2を振り回すドラゴン。たまらねえ。
その後、スパーリング開始かと思ったらブラック・ニュー・ジャパン乱入。
邪道と絡んだ後、有耶無耶のうちにドラゴン退場。しょんぼり。
もうちょっとストーリーの説明あったら、かなり良い展開だったんですけどね。
ハーリー・スミス*3見られたのは、ちょっと嬉しかったです。


・第4試合
永田裕志 [反則(レッドカード)] 獣神サンダー・ライガー×

ライガーは何をやらせても器用だなあと思った次第。
ルールを上手く使って見事にヒールのムーブをこなしてました。


・第5試合
ヒロ斉藤 [ダイビング・セントーンから片エビ固め] 外  道×

誤解を恐れずに言えば、生でHBK-HHH戦を見た時以来の興奮でした。
この後のメインもそうなのですが、本日の興業、試合巧者同士の対戦だと
ラウンド制のルールを上手く使って毎ラウンド違う展開を見せてくれます。
第1ラウンドなんて腕の取り合いだけで3分間。無我で見たかったのはこんな試合です。
最後はセントーン3連発。おおむね満足しました。


試合開始は失笑で迎えられていた外道も、
終盤には会場中からヒールとして認識されしっかり罵声を浴びてました。
外道選手は素晴らしいレスラーだと再確認。試合時間が短かったのが残念で残念で。


・第6試合
△西村 修 [時間切れ引き分け] 鈴木みのる

四の字固めを耐えて1ラウンド、引っくり返す攻防で1ラウンド。
テイセンホールというハコのせいもあるかもしえませんが、
この攻防で客が沸いたのですから無我興業としては成功だと思います。


それにしても、鈴木みのる選手が素晴らしく。
意識しているのかどうか知りませんが、とかく組み合っていない時は
観客へと視線を送り、試合中も観客にリアクションを返してました。
常に顔に張り付いた笑いも含め、他の選手との差別化を考えてるんだなあと。
あの自己プロデュースをナチュラルにやってるなら凄い事だと思います。


現在、新日本プロレスで唯一ヒールらしいヒールが出来る選手ですし、
もっと大事に使ったほうがいいなあと思うんですけどね。


・雑感
頭から終わりまでかなり楽しめました。
実は、生で新日本プロレス見てこんなに楽しんだのは初めてかもしれません。
ラウンド間のインターバルの音楽も全て違う音楽が流れたりと、
とにかく楽しい興業にしようという主催者(西村選手?)の心遣いを感じました。
それだけに休憩開けの乱入が意味不明の内に終わったのが残念。
翌日に興味を引くなら、ちゃんと説明したほうがいいよー

*1:ラリアットで一回転とか間接技での痛がり方とか

*2:http://www.rakuten.co.jp/fitnessshop/408349/415517/575863/

*3:“ブリティッシュブルドッグ”デイビーボーイ・スミスの息子らしいよ