遠くの空に消えた
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: DVD
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この望遠鏡は星を取ることができる望遠鏡なの
父の仕事の関係で田舎に引っ越すことになった少年・亮介。
そこで出会う牛乳屋の少年・公平。二人の友情を軸に描かれるジャパネスク・ファンタジー。
うん、まさしくジャパネスクな現代ファンタジーです。
ある男性の回想から始まる冒頭シーンを見て、ハズレを引いてしまったかと思いましたが、
その後十数分で過ちに気付きました。面白かったです。
作中の登場人物の台詞から1990年代頃の日本を舞台にしているはず*1。
一見確かに“日本”、でもとても日本のどこにもなさそうな「馬酔村」の風景は
ジャパネスク・ファンタジーとしか形容しようがありません*2。
まるで西部劇に出てくるような砦を築くならず者たち。
異国情緒(?)あふれる村に一軒のバーと、折に触れバーに集まり開かれる村民たちの集会。
秘密基地、少年たちだけの秘密の旗印、丘の上でUFOを呼ぶ少女…
期待の斜め上を行く面白さに、オチの無理やりな展開はちっとも気になりませんでした。
上に列挙した項目が、心の琴線に触れたような方には心からおススメしたいです。
あ、それと、映画を見終わった後に気付いたんですが、
予告編とかTVスポットがことごとく一番ネタバレしちゃいけないシーンを流してる気がするので
ぜひ、見ないでください。…ってか最近、多いねネタバレ予告。