フリーランチの時代

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

「サー、あなたの提示される条件は厳しすぎます。どこかで妥協なさるべきではないでしょうか。特に第一候補のミッションについては、拒否なさる理由がわかりません」
「旅客をはこぶやつか」
僕はミヨをにらみつけた。
「この僕に、見知らぬ人間と何ヶ月も同居しろって?」

 3畳間の宇宙船で銀河を股に大活躍の「Slowlife in Starship」がお気に入り。働くニートの物語とはこれいかに。むしろ旅する引き篭もりの話という気もしつつ。