太陽の塔

一度見てみるべきだとは言わない。何度でも訪れたまえ。
そして、ふつふつと体内に湧き出してくる異次元宇宙の気配に震えたまえ。
世人はすべからく偉大なる太陽の塔の前に膝を屈し「なんじゃこりゃあ!」と
何度でも何度でも心おきなく叫ぶべし。異界への入り口はそこにある。

確かにあったよ異界の入り口。太陽の塔 (新潮文庫)


森見登美彦・著。新潮社。
太陽の塔とは割と関係なく描かれる京都大学ファンタジー
その美しい物語と筆致に引き込まれること受けあい。
もし、もっと若い頃に読んでいたら、僕は積極的に人生を変えていたろうに。
でも、実際に過ごす人生は、きっと今と割と同じ感じになる予感です。


太陽の塔を見に行くついでに、この作品を貸してくれた友人の性質の悪さに心から感謝。
初めて太陽の塔を見た感激を抱いたままこの本を読めて良かったです。


感想は、当然、ただ一言。


ええじゃないか。