ソングシーカー 〜失われた歌を求めて〜
ローズファンが集まるので、買えないんじゃないかとびくびくしましたが。
ちゃんと買えました(笑) ソングシーカー最終回です。
若干内容に触れる可能性もあるので、続きは単行本を読んでから見てください。
…ああ、おまえたちに答えられるはずがない。
おまえたちは、この世界のことも、このゲームのことも知らない。
クライマックスの、現実と虚構が入り混じり織り成される
メタゲーム的展開は、とんでもなく素晴らしいですね。大喜びしました。
作中でも言及されていますがユルセルームの歴史では、世界が滅びることは決まっているわけで。
そして、そんなことは知ったこっちゃないプレイヤーたちとの戦いが、また素敵。
それでも結局世界は滅びてしまいました。
とても素敵な、とてもローズらしい、世界の滅び方だなあと思います。
そんなわけで、以下、散漫に雑感。
・P.10に魔法使いディノンよりの引用文が。
このシーンは何度読んでも胸が一杯になります。復刊まだ?
・ガザル、かっこ悪い…と当初は思いましたが、ガザルの両親を思い出し、
まあ、あんなもんかと思い直すローズじいさん。それはシリ山脈の神秘。
・最後は戦争。大きな流れに翻弄されるか弱き人々という構図は、やはり王道。ローズ・トゥ・ロード。
鈴木先生が指揮を執り始める大規模戦争をTRPGで描いたという点だけでも、このリプレイを評価してもよいはず。
・…ところで雑誌連載でまとめるのはリプレイだけですか(涙)