やさしいからだ

私は10歳の頃 怖いものがあった
それは 街に見えないピアノ線がはってあって
猛スピードをだしたら ズタズタになってしまうという想像だった

あー、分かる気がする。


安永知澄・著。ビームコミックス。
こりゃ、また変な漫画だなあ。おもしろ。
短編連作で、ストーリーの主要登場人物の一人が次話の主役となり、物語は連なっていきます。
各話に共通してるのは、いそうでいなそな(いや、いないか)人物造詣…かなあ。
オチが毎回爽やかなので、続きが読みたくなる不思議。2巻が楽しみ。
ビームって変な雑誌ですね。個人的には良い買物でした。
以下、何人か雑感。


・第1話 下沼えみこ
笑わないかわりに、面白かったら額におできができる女の子。
おできは数日で落ちるそうです。
おできをビンに集めとくのは、どうかと思うよー。


・第2話 岬はるか
はるかさんは、丸刈りの頭が大好きなようです。
坊主頭をあんなに詩的に表現する方は、初めて見ました。
坊主頭は、触るだけにしとけよー。


・第7話 安部秋緒
…いや、このオチはわからん。