グーグル 既存のビジネスを破壊する

未来の姿は「神の遍在」

サイバーパンクは遠くない。グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)


佐々木俊尚・著。文春新書。
"google"というキーワードを軸に、
"ネット"とその入り口となりつつある"検索エンジン"が形作りつつある世界を語る一冊。
Googleに代表される検索エンジンの進化が起こした世界の変化とその可能性を紹介しつつ。
なるほどGoogleニュース情報リテラシーって観点ではみなかったなあ。


データベースに世界の全ての情報が格納されたら、それはアカシック・レコード足りえるんだろうか。
誰にも歓迎されるサービスの形で、ふと気がついたら世界の支配者が生まれる。
なるほど、これは確かに充分実現可能な世界侵略…だなあ。世界はその方向に動いている気がします。


ネットの海から、人が神を造り出すのか。
Googleは300年程で世界の全てのwebサイトをデータベースに収め、検索可能になるそうです。
300年後の途中経過に期待しつつ。ちょっとワクワクした一冊でした。