世界の終わりの魔法使い

魔法なんか 信じない

西島大介・著。河出書房新社


魔法使いの村に住む、ただ一人の魔法が使えない少年“ムギ”と、
魔法使いの少女“サン・フェアリー・アン”と、世界の終わりの物語。


ファンタジー児童文学書のような本の装丁にして、
本を開いて最初のページが折り込みの世界地図という実にらしい作りで素敵。
その実、地図を参照して本編を読み進めるようなことは全然無く、がっかり(笑)


ボーイがガールにミーツして、少年が立ち上がる展開です。
凄く好みなはずなんですが、思わせぶりな長尺の説明の連続に軽く萎えてみる獣。
この辺り、非常に好みが分かれそうな気もします。
表紙に描かれた“サン・フェアリー・アン”に会ってみたいと思ったら迷わず購入するのが吉。


魔法の言葉を翻訳して読んでみたんですが、俄かには納得できないのう…