江戸前鮨職人 きららの仕事 1〜6

では 鮨の神に選ばれしものが
誰かを はっきりさせてあげよう!!

原作・早川光、漫画・橋本狐蔵。ジャンプ・コミックス デラックス。
先輩のオススメで、お借りして読んでみました。


主人公“海棠きらら”は、潰れそうな「鮨 藤重」を一人立て直そうと奮闘する女の子。
彼女は銀座の旨いと言われる鮨屋に行っては、マグロの赤身を食べ言い放つ。
「マグロが泣いています。」
そう言っては、より旨い寿司を握り去っていく“辻斬り”の噂はグルメ業界に広がっていく。
そんな折「グルメ情報誌グルマン」の編集者・高野は、
噂の辻斬り“海棠きらら”に偶然出会う。
彼女の事を調べるうちに明らかになる事実…
なんと彼女は、かつて日本一と言われた銀座「松葉鮨」四天王の一人“藤原重光”の孫娘だったのだ。
江戸前の誇りを胸に、魚を旨くする“きららの仕事”が始まる…


というストーリーで。
えー基本設定は、なんかもう「YAWARA!」そのままな気がします。


が、しかし。


2巻から登場するもう一人の主人公(?)、革命児“坂巻慶太”の登場から面白さが一変します。
「私は鮨職人はアスリートであるべきだと思っている!」
という言葉に代表される名言の数々。
(ちなみに引用は、きららに習って辻斬りを始めた時の台詞。諸肌脱ぎつつ言い放ちます)
特訓のためチェインメイルを装備しながら鮨を握るその姿。
初登場時から使い続ける握りの大技“石塔返し”の圧倒的な説得力。
石塔返しを極めんと各地を廻り行う様々な修行。居合斬り、滝打たれ、マカジキ突きetc
そして銀座老舗連合が、坂巻への刺客として送り込む鮨サイボーグ・里見新一郎との対決へ…


今では、私も鮨職人トーナメントでの坂巻慶太の優勝を願って止みません。
とりあえず、この漫画「慶太の寿司」とかにタイトル変えたほうが良いのでわ。
…いや、マジで。