ローズ・トゥ・ロード「そして幕は開く」
芝居の台本を書き、役者達と話し、
どうすれば、“物語”を“本当にあったこと”に出来るのか。
そんなことばかり考えていた。
―実は、今でも、そんなことばかり考えている。
何となく今週はローズ強化週間になりましたね。
“大旗戦争”とか“ユルセルーム”の検索で来た人がいたのでビビりました。
えっと、許せルーム(お約束)
Role&Roll vol.6収録。
先ほどのキャラクターを使い回し、GMを交代してもう一度セッション。
ネタバレに付き未プレイの方回避推奨。
例によってシナリオ片手に読むと、なんとなくわかります。
・シナリオ概要
PC達は、紅色天幕団という劇団と意気投合し共に旅をすることに。
彼らの次の公演場所“緑の風の音の丘*1“に着き、天幕を張るが、
観客は一人しか来ない。しかし、劇の開始を決断する団長。
─そして、幕が開く。
・セッション概略
プレイヤーもGMも読めるシナリオ、果たしてその正体は
文字通りシナリオがシナリオでした。
観客席を埋め尽くす精霊達の群れに恐れをなして逃げ出した精霊役の俳優に代わり、
様々な精霊を本人(?)の目の前で演じることになったPC達。
GMから手渡されたシナリオを元に、実際に劇を演じていくという(笑)
涙の精霊役のPCが、たどたどしい演技のロールプレイをすると、
客席で周りの精霊に揶揄される“リアル・涙の精霊”(なんじゃそりゃ)
途端、「PC達は涙の精霊の影響で泣きたくなるから抵抗しろ」というマスタリングを見て、
俄然、演技に気合いが入りだす心臓の精霊役のPC。
そして客席に、劇のヒロインに当たる“魔音”ウェルユーン*2御本人が登場することにより、
舞台は俄然ヒートアップしていき…
とうとう最終幕で、無理矢理、舞台にあがるウェルユーンさん(1024歳、♀、古の妖精族)。
シナリオを必死に読んで、アドリブで内容を変えつつ、本人を劇に取り込んで
舞台を進行させようと頑張るPC達。(ただし、精霊の反応を気にしつつ)
なんかエルウサリアとウェルユーンがやや仲直りして、
「アイユーンという紅い花は、いまだ、彼の地に咲いているという」
というナレーションともに、花が一輪舞台に現れて劇は無事終了。
最後に本文中のこの言葉で、シナリオの感想を終わります。
GMは、このシナリオが「手強い」シナリオであることに留意すること。
もちろん、「手強い」ことは「難しい」ことではない。