ミック・フォーリー GREATEST HITS&MISSES
Have a nice day!
“ハードコアレジェンド”と称されるプロレスラー“ミック・フォーリー“のベスト盤ともいえるDVD。
彼のキャリアの後半の試合を収録。
ハードコアスタイルでの凄まじいバンプの数々は、プロレスファンなら涙なしでは見られません。
特におすすめはECWでのキャリアの最後を飾ったVSマイキー・ウィップフレック戦
“カクタス・ジャック*1が死んだ日”と、
彼のキャリアで最も有名なVSジ・アンダーテイカーとのヘル・イン・ア・セルマッチでしょうか。
本当に泣ける試合です(涙)
プロレスというのは、現実と虚構の間で作られていて、見ているうちに
それがリアルであろうがファンタジーであろうが、どうでも良くなるという不思議なスポーツで。
でも、ファンタジーの合間から時折顔をだす現実の部分に、私は心惹かれます。
悪役であるカクタス・ジャックが団体を去るときに歓声を送る観客と、
それに心からの感謝を示すミック・フォーリー。
多重人格レスラー“マンカインド*2”が初めてベルトと手にしたとき、
素顔*3のミック・フォーリーが思わず述べる息子と娘への言葉。
彼の自伝「Have a nice day!」と是非併せて見て欲しいシーンです。
プロレスファン的には、ミスターECW“トミー・ドリーマー”が、
ある日本の団体で人気レスラーに生卵を投げるよう指示された時に、
「プロレスがしたい」と漏らしたというエピソードが一番の泣き所かもしれません。
…これもカクタス・ジャックがストーリー上のネタとして使うのだけれど。
プロレスって凄いなあ。