少年少女 4巻

「暗いね なっちゃん
『鬱だからな』

福島聡・著。ビームコミックス。
今、一番好きな漫画家さんで。シリーズ最終巻らしく。残念。
短編連作で、表題の通り“少年少女”から大人への変化を描く作品が多いのかのう。
とりあえず無理矢理にでもオススメしたい。
面白さってのは、つまらなさより言葉にし難いなあ、と思います。
以下、雑感。


・憂鬱と薔薇
鬱病の女の子と、その子曰く空気の読めない女の子が薔薇を見に行く話。
鬱病の子の独白と表情の変化がストーリーの中心。
オチが凄く…爽やかなんだろなあ。ヌードだけど。いいね。


・がんばれ赤蛙!
元サッカー部に所属していた女の子の回想話。
同じチームに所属していた男の子のことを主軸に展開。
特に凄い盛り上がりがあるわけでもなく、事件があるわけでもなく淡々と展開。
もちろん当事者にとっては波乱万丈なんだろうけど。おもしろ〜。


うん、どうも舞台設定と表情の描き方が好きなのかな、俺。
ちなみにシリーズで一番好きなのは、1巻に収録されてる「自動車、天空に」。
タイトル通り自動車が天空に飛ぶ話です。