ローズ・トゥ・ロードちょっといい話

古本屋で「時計坂の家」を見かけ喜び勇んで購入。ラッキー。
自宅で本を開いてみたら作者のサイン入りで驚きました*1
大好きな本なので、大事にさせて頂きます。


…ローズとあまり関係ない気もしますね*2

*1:古本屋では悲しい事ながら、偶にある

*2:Fローズのルールブックのあとがきで紹介されてるんですよ、これ

メイドRPG

新年初セッションがこれかよ…
もう二度と卓が立たない気もしますし、新作なのでちょこっとプレイレポ。
参加出来なかった皆に、ちょっとでも様子が伝われば幸い。


メイドについてあまり詳しくない面々が集まったので、
とりあえずランダムにキャラメイク。選択ルールのトラウマも使ってみたり。
添付シナリオ1を遊ぼうということで、舞台はファンタジー世界。
詳細は自由とのことで、手近にあったルールの中から「迷宮キングダム」を選択した獣たち。
以下、今回のメイドたち。


・“向かうところ敵無しの”カタナ(♀・10歳)
メイド属性ロリータ/ヒロイン。絶対メイド*1にして根性5の最強クリーチャー。
その正体はお姫様にして同性愛者。御主人様に片思いのあまりメイドになったそうです。
内臓兵器を搭載していて、困ると攻城兵器を取り出して攻撃を加えますよ。
トラウマとして姉妹への恋愛感情をかかえているそうです。
精神力が0になると主人に甘えるようですが、精神力の上限は根性×10なので滅多にへこたれません。


・“あっと驚く”スフレ(♀・13歳)
メイド属性セクシー/ヒロイン。あらかじめ罠をしかけておくのが得意なトラップメイド。
この人も実は元お姫様。長い迷宮内での暮らしのせいで視力が落ちてメガネをかけてます。
御主人様に忠誠を誓ってメイドになったそうです。狡猾4のステータスで狡猾に戦います。
マシンガンを小脇にかかえ、ストレスが溜まるとマシンガンを乱射しあばれはじめます。注意。
昔、恋人に裏切られたのがトラウマだってさ。


・“たで食う虫も好き好きの”クーレンクイン(♀・22歳)
メイド属性クール/セクシー。根性1の根性無し殺し屋メイド。
根性1なのですぐにストレスが爆発し酒に溺れ始めます。得意技は嘘泣きですよ。
この迷宮にはどうやら潜入捜査のために来たそうです。大事に大鎌を抱えています。
ペットのカラスに名前はありません。あと、おまけ情報として自殺暦4回だそうです。えー。
瞳の色が驚きの“白”。とりあえず暗い魔王の迷宮での生活が続いたために、
明るい所には出られないことにしました(スフレのパクリ)。



こんなキャラクターたちが出来て何かおかしいなと思い始めました。
とりあえずメイドだと聞いて「エマ」と「シャーリー」読み返した自身が恥かしくなります。
パーティーにお姫様が2人もいたので、背景世界を「百万迷宮」にしといて良かったなあと胸をなでおろしました。
まかり間違って近くにあった「ローズ・トゥ・ロード」だとか「深淵」だとか使っていたらと考えるとぞっとします。
以下、添付シナリオ1のネタバレ含むよ。


・シナリオ1 魔王になりませんか?
百万世界の北の果てにあるという、かつて大魔王の要塞だったという大迷宮…
メイド達は1世紀にも及ぶ魔王の不在に退屈していました。
魔王もいなくなり侵入者も訪れなくなった迷宮を管理する日々に疲れたメイドの一人がこう言います。
「新しい魔王様を迎えませんか」
この提案をメイドたちは、いたく気に入ったようです。


そんなある日、迷宮に一人の女の子が迷い込みます。
何かから逃げるように怯える少女は小脇に釘バットを抱えて迷宮の奥へと歩を進めます。
その姿を見て、クーレンクインははたと気付きます。
「あの女の子は、迷宮に幸運を呼び込むという座敷童子…」
一方、元お姫様だったカタナとスフレも別の事に気付きます。
「ああ、あの人は、さる亡国のお姫様です!!」
3人のメイドたちはそれぞれの思惑を抱え、釘バットの−座敷童子お姫様−少女に、
自分達の魔王様になるよう提案に向かいました…<<中略>>


釘バットの少女“帰ってきた”ミストは3人の提案に混乱したものの、
魔王即位式のために迷宮の最下層へと向かいます。
ミストが魔王に即位しようとした瞬間、その場に奴隷商人が現れます。
なんと、釘バットの−座敷童子お姫様−ミストは、逃亡奴隷だったのです!
力を合わせて奴隷商人を撃退したメイドたち。
晴れて魔王となる事を決意したミストは、自身を奴隷に貶めた世間に復讐するべく
多数のモンスターを従えて百万迷宮の支配へと立ち上がりました。めでたしめでたし。


・雑感
なにがなんだか。


えっと、ルールブックにはキャラクターメイキングと基本判定の
ルールしかなくて、何やったら良いのか本当にわかりませんでした。
想像力の足りない面々でデザイナーさんには本当に申し訳ありません。けど無理。
もしかしたらメイド知識が足りなかったのかもしれませんね。
GMさんの「一人で背負うには重過ぎました…」というコメントに皆、首肯。
ルールブックは埋めちゃうそうです。北海道に春が来て雪が溶けたら顔を出すことでしょう。

*1:このゲームのメイドは装備が一つ削れる度に判定のダイスにペナルティを負います。しかし絶対メイドは、存在自体がメイドなのでこの限りではありません。尚、ヘッドドレスはペナルティが他の装備の2倍なので、メイド間の戦闘ではまずヘッドドレスを狙うのが効果的

食神

何というポエジー

旨くて、楽しい*1


皆、がっかりしていたので、
元気を取り戻すために「食神」を見ました。元気になりました。


香港料理会をその才覚によって牛耳っていた“食神”と呼ばれる男。
メディアを巧みに利用し料理の腕が無い事を隠しながら財を為す“食神”。
しかし傲慢を絵に描いたような“食神”を快く思わない者もいた。
ライバルの陰謀により“食神”の地位を追われた“元・食神”は、
路地裏の屋台から復讐の戦いに臨む。
失われた名誉を取り戻すべく立ちあがった元・食神の手の内にあった料理
…その名も「爆発!小便団子」とは!?


とかく練りに練られたプロットが気持ちいい傑作。とにかくオススメ。
最後の料理対決は手に汗握る事必死。きっと料理の奥深さを知ることになります。
まあ、ネタバレするのが惜しいので感想は書かない方向で。


どうでもいいですが香港映画の感極まって歌いだすシーンが大好きです。

*1:卓球を始めつつ